4. いつもの学校

 高校生の俺だが、なかなか、授業にはなれない。
 普通に考えて、今までは普通科の勉強しかしてこなかった分、今の勉強が高校で受けているようには感じない。
 異常なのかもしれないが……。
 
 俺は今学校へと向かっている途中だ。
 何もないほど普通。
 そんなことで、学校へと到着。
 学校に着くと、面白いやつらがいる。
 学校の玄関を通り、調理科がある方向へと向かう。普通科と調理科は少し違うところにある。だから、大変な面もある。
 
 教室へとつくと、友達の飯山三治《いいやまさんじ》が席へとやってくる。
「あのさぁ、俺もねぇ、最近女の子と話せるようになっちゃったァ――」
 いつもこんな感じの男だ。変態である。見てわかると思うが……。
「いきなりどうしたんだよ。テンションが高いぞ」
「それはそうだろ。おれの部屋にやってきて、あんなことやこんなこと」
「どうせ、ゲームしたり、話したりしただけなんだろ。それを変な妄想できるようにするな」
 こいつの特徴、それは、なんでもエロいことに例えること。さすがに、放送禁止用語までいうと、俺も引くが……。 
 そして、それを聞いていたとある女子が、
「何? あんなことやこんなことって」
 こいつもまた、すぐに下ネタへと持っていく。本当は変態ではないが、そんなように考えてしまう年頃らしい。
「なんでもない。ただ、ゲームとかしてただけだよ」
「そうなの。それだけならよかった」
 こいつの発想も俺には理解できない。あいつもだ。
 こんな状態の俺のクラス。
 男子と女子の仲はとてもよく、ほかの科からはおかしいという人もいる。すぐに彼氏と彼女に間違えられることも、しばしば。
 でも、最高のクラスだ。
 俺はとりあえず、一限目の英語Ⅰの授業を行うべく、準備している。
 すると、チャイムが鳴り、ホームルームが始まる。
 教師の入場。
「それでは、ホームルームを行う。必要事項だけ言うぞ。授業変更なしだ。以上」
 なぜ、こんなにも早く終わらせるかと言うと、自主勉をしろと言う教師の心遣い。
 ある意味、このクラスには必要ないが……。
 学年では、平均点が一位のクラス。
 その理由と言うのが、みんなで教えあって、理解しているからだ。普通はあまりしないだろう。
 いろいろと問題を抱えている暮らすというわけでもないが、成績を上げてほしいのだということがわかる。
 俺はいつも通りの日常をクラス。
 
 一限目の授業が終わり、休み時間になった。
 俺は次の授業である実習の準備をしていると、三治が、
「そういえばさぁ、この学校の制服ってエロくねぇ――」
「全然、普通だと思うけど」
「そうか。俺的にはなんか、スカートが短いからね、見えそうで見えないところがエロいと思うんだよね」
「お前だけだと思うが」
 普通の学校の制服でエロさを強調する場所は少ないだろう。何しろ、勉強ができればいいの話で、あくまでもそういう伝統だから続けているだけなのだから。アニメみたいな制服は現実にはあまりないだろうけど。なんて考えていると、
「そういえば、国立学園付属常磐《じょうばん》高校って、知っているか。あそこの制服って、今風だよな。青を強調的に使うんなんて」
 俺には、その学校自体を知らない。一つのことに集中すると、周りが見えない人間であるので、日本調理師学園高校のことばかりで、ほかの学校のことを調べなかった。だから、国立学園付属常磐高校ができたことなど知らなかった。
「そうか。俺は学校自体を知らないからな」
「何言っているんだ。最近できた学校だぞ。常磐商業高校の商業科と、東京特栽大学付属高校の普通科でできている学校だ。そして、制服は今風に変更されたということなんだよ」
「そうだったのか」
 俺はあまりにも興味がない。
 授業が始まりそうなので、時間を見ると、授業が始まる時間へとなり始めている。
「やばい。早くいかないと、怒られるぞ」
「だな。急ぐぞ、友也」
 俺と三治は急いで、調理実習室へと向かうのだった。


《あとがき》

 久しぶりというか、三か月ぶりの更新くらいですかね。なかなか、二学期というのは忙しくって、こちらは更新ができませんでした。すいません。でも、少しだけ、更新できました。

 さて、今回はなんか、いろいろと混じっているような感じです。

 あまり語ることがないので、これとします。それでは、次回で。いつになるかはわかりませんがね。